TEN MATE (Joe Rindfleisch): 1枚のカードをインジゲーター・カードだとしてテーブルに置く。観客に1〜10の好きな数字を言ってもらい、その数字により1枚のカードを選ぶ。先に置いたカードの枚数目に選ばれたカードのメイトカードが現れる。セルフ・ワーキングの小品トリック。
2’ WAVE (Aldo Colombini): 4枚のQから選ばれた1枚のみが、表向きになり、残りの3枚はブランクカードになる。マックス・メイビンのビー・ウェーブをマツヤマ・プリンシプルによりレギャラーカードで達成。説得力では原案に遠く及ばないものの、マツヤマ・プリンシプルは知っていて損のない巧妙な原理です。
BLANK-MAZEMENT (Rachel Colombini): 複数枚の両面がブランクのカードを使う。別に2枚のカードを予言としてテーブルに置いておく。2個サイコロを使って、ブランクのパックから2枚のカードを選んでもらう。その2枚だけにフェースが現れて、予言と一致する。
TWO BY TWO (Karl Fulves): 12枚のカードを2枚ずつ見せていくが、まるで関係のない2枚であることが確認される。しかし、1枚のカードでおまじないをかけて、2枚ずつを見るとすべてメイトのペアになっている。良く知られる原理ですが、悟られないような工夫がなされています。さすがカール・ファルブス。
MATCHING PREDICTION (Rachel Colombini):10-11フォースを使った予言。実用的ですが、正直作品と呼べるものではありません。そのままです。しかし、10-11フォースをご存知ない方はぜひに知ってもらいたいフォースです。
ANOTHER RIVER (Tom Ransom):1組の青裏のカードと4枚の赤裏のカードがテーブルに裏向きで置かれます。観客は4枚のカードから自由に2枚のカードを選びます。1枚目のカードの数字と2枚目のマークで、1つのトランプが決定されます。残りの2枚のカードの合計数によって、デックからそのカードが出現します。不思議さは強くありませんが、よく考えられています。
THE GAUNTLET (Rachel Colombini): 赤、青の2組のデックを使います。観客が裏向きの青デックから1枚を自由に選びます。術者は表向きの赤裏のデックから1枚を選びます。その2枚が一致しません。しかし、赤裏のカードのバックには青裏の選ばれたカードが表示されているのです。直接的ですが、完全にひっかかりました。
GAMBLER’S SIX (André Robert): 古典的なナンバー・フォースを使った。オチのある手順。カードの名前のスペリングを使うが別の変更はできるでしょう。
JUMBO PREDICTION (Edwin & Rachel Colombini): ジャンボ・カードの予言と1組のレギュラーサイズのデックから自由に選んでもらったカードが一致。そしてさらなるクライマックスが…。ドン・アランのビック・ディール、ゆうきとも氏のミディアム・ディールの流れですが、客受けすることは間違いなし。
内容品:演技&解説DVD(英語)
ギミックデック
予言用カード